「インターネットに繋がらない!」というトラブルは、パソコンでもスマホでも誰にでも起こり得ます。
朝までは普通に使えていたのに、突然つながらなくなると焦りますよね。ですが、実は多くのケースは自分で簡単に確認・解決できるものです。
この記事では、ネットがつながらないときにまず確認すべきポイントを、初心者にもわかりやすく順番に解説します。原因がどこにあるのかを切り分けながら、再接続までのステップを丁寧に紹介します。家庭のWi-Fi環境・スマホ通信・ルーター設定など、どのパターンにも応用できる内容です。
接続トラブルの原因を大きく分ける

パソコンやスマホなど「端末側の問題」
まず確認すべきは、自分が使っている端末の状態です。
Wi-Fiをオフにしていたり、機内モードが有効になっていたりすると、当然ネットはつながりません。スマホでは画面上のWi-Fiマークやアンテナ表示をチェックしましょう。
パソコンの場合は、右下のネットワークアイコンを確認し、「インターネットアクセスなし」と表示されていないか確認します。もし一度オフにして再接続してもダメな場合は、再起動を試してみましょう。これだけで解決するケースも意外と多いです。
ルーターやモデムなど「機器側の問題」
インターネットが全体的に繋がらない場合は、ルーターやモデムのトラブルも考えられます。
ランプが消えていたり、赤やオレンジに点灯している場合は異常のサインです。一度電源プラグを抜き、10〜20秒待ってから差し直す「再起動」を行ってください。
再起動後、ランプが通常の「緑」や「青」に戻れば通信は復旧することが多いです。それでもダメな場合は、LANケーブルの抜け・破損・差し込み不良がないかをチェックしましょう。
通信会社・プロバイダなど「回線側の問題」
自分の機器に問題がない場合は、通信業者側の障害が原因の可能性もあります。
特に悪天候やメンテナンス中には、一時的にインターネットが不安定になることがあります。スマホで「(通信会社名) 障害」などと検索し、公式サイトやSNSで情報を確認しましょう。
もし障害が報告されている場合は、自分で設定をいじらずに復旧を待つのが賢明です。無理に再設定すると、かえって不具合が長引くこともあります。
まず試してみる基本の対処法

① 端末の再起動
最も簡単で効果的なのが「再起動」です。
パソコン・スマホ・ルーターのいずれも、電源を入れ直すことで一時的な通信エラーが解消されることがあります。特に長時間スリープ状態にしていた場合などは、再起動でリセットするだけで復旧するケースが多いです。
② Wi-Fiのオン・オフを切り替える
Wi-Fi接続が不安定なときは、一度Wi-Fiをオフにして数秒待ち、再度オンにするだけで改善することもあります。スマホでは設定画面や通知バーから簡単に切り替え可能です。パソコンでも「ネットワーク設定」から接続先を再選択してみましょう。
③ ケーブル・電源の確認
ルーターやモデムの電源が抜けていたり、LANケーブルが緩んでいると、当然通信は途切れます。特に掃除後や模様替えなどで配線が動いたあとに起こりやすいトラブルです。
また、複数のランプがついている場合は「インターネット」や「WAN」ランプの状態をチェックしましょう。赤やオレンジの場合は異常を示しています。
Wi-Fiがつながらないときの確認ポイント

接続先のSSIDとパスワードを確認
家の中に複数のWi-Fiがある場合、間違ったネットワークに接続しているケースもあります。SSID(ネットワーク名)が正しいか確認し、パスワードも再入力してみましょう。
電波の届きにくい場所にいないか確認
ルーターから離れすぎている、壁や家具で電波が遮られているなどの環境要因も見逃せません。
一時的にルーターの近くで試してみて、通信が安定するようなら、電波の強度が原因です。中継器を設置することで改善できる場合もあります。
他の端末でつながるか確認
同じWi-Fiに他のスマホやパソコンが接続できるかをチェックしましょう。自分の端末だけ繋がらない場合は、端末側の設定やソフトウェアの問題の可能性が高いです。
有線接続の場合の確認ポイント

LANケーブルの抜けや断線をチェック
有線で接続している場合、ケーブルがしっかり差し込まれているか確認しましょう。
目立たない断線でも通信が途切れることがあるため、予備のケーブルに交換してみると原因の切り分けになります。
ネットワーク設定の確認
Windowsでは「ネットワークとインターネット設定」→「アダプターのオプションを変更」から、接続状態を確認できます。もし「無効」になっていたら右クリックで「有効にする」を選びましょう。
それでも直らない場合の最終チェック
通信障害・メンテナンス情報を確認
NTTやソフトバンク、au、楽天モバイルなど、各社の公式サイトやX(旧Twitter)で障害情報を確認します。地域的な通信障害の場合は、ユーザー側で解決するのは難しいため、復旧を待ちましょう。
ルーターの初期化(最終手段)
ルーターの設定が壊れている場合は、初期化が必要になることもあります。ただし、これを行うと再設定が必要になるため、契約書類や接続IDを手元に準備してから実施しましょう。
まとめ:落ち着いて順番に確認すれば大丈夫
インターネットの接続トラブルは、原因をひとつずつ確かめていけば、ほとんどが自分で解決できます。
焦らずに「端末 → ルーター → 回線」の順に確認することで、復旧の手がかりが見つかります。
また、日ごろからWi-Fi機器の位置や配線を整えておくことで、トラブルを未然に防ぐことも可能です。
インターネットは今や生活に欠かせないインフラ。仕組みと対応を知っておくことで、安心して使い続けることができます。

